はじめに
海外支局などでパソコンの入替え作業が発生した場合、新しく届いたパソコンは英語版のWindows10が多いのではないでしょうか。
そして現地支局から「日本語が表示されるように設定変更してください」と依頼を受けるかと思います。
そんなときは最悪現地に出張し、日本語用の言語パックをダウンロード後、日本語化する流れになると思います。
ただ、海外支局などはだいたいインターネット回線が劇的に細いので、現地で言語パックをダウンロードしようとすると丸一日かかる可能性があります。
それを防ぐためには、事前に日本で日本語用言語パックをダウンロードしてUSB等に保存します。
そして、現地にて日本語用言語パックをオフラインインストールする方法がよいかと思います。
今回は、現地の英語版Windows10端末に日本語用言語パックをインストールした段階であり、今から日本語化するための設定を施す、というイメージで記事を書きました。
もし、まだ日本語用言語パックをインターネットからダウンロードしていないという方は、少し下にリンクを貼っていますので、ご参考にして頂ければと思います。
Windows10を日本語化する
今、海外におり英語版Windows10パソコンの前に座って日本語化します!というイメージでご説明します。
回線帯域が太く、既に日本語用言語パックをオンラインでダウンロードした場合は問題ないですが、もし回線帯域が細いためオフラインからインストールするところであれば、まずは以下のオフラインインストールの手順を記載した記事で、インストールを完了させてください。
※本文内の「日本語用言語パックのオフライン・インストール手順」をご参考にしてください。
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オフラインで日本語用の言語パックをインストールできたら、次はWindows10を日本語化しましょう。
こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
◎参考サイト
http://www.vwnet.jp/windows/w10/2016092501/OtherLang2jaJP.htm
日本語をデフォルトにする
①「Control Panel」を表示し「 Clock, Language, and Region 」をクリックします。
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②「Add a language」タブをクリックします。
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③「日本語」アイコンを選択し、「Add」をクリックします。
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④「日本語」アイコンを選択し、「Move up」をクリックして日本語を一番上に移動させます。
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システム設定を日本にする
⑤Control Panel > Clock, Language, and Region > Language画面の左下にある「Location」をクリックします。
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⑥「Region」画面が表示されるので「Location」タブをクリックし、「Home location:」のプルダウンから「Japan」を選び「OK」をクリックします。
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⑦「Administrative」タブの「Copy settings…」をクリックします。
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⑧「Change Region Options」画面が表示されるので、「Apply」ボタンをクリックします。
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⑨画面下のチェックボックス全て(2個)にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
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⑩再起動するかどうか聞かれますがまだ再起動しませんので、「Cancel」をクリックします。
⑪「Administrative」タブの「Change system locale…」をクリックします。
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⑫「Current system locale:」のプルダウンから「Japanese(Japan)」を選択し、「OK」をクリックします。
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⑬再起動するか聞かれますので「Restart now」をクリックし、再起動します。
タイムゾーンを現地用にする
⑭再起動すると殆ど日本語化されていますが、念のためタイムゾーンを確認しましょう。コンパネ>時計、言語、および地域>タイムゾーンの変更>で、「タイムゾーンの変更」をクリックします。
⑮現地国がプルダウンにあるはずなので選択し「OK」をクリックします。 これでタイムゾーンの変更は完了です。
キーボードレイアウトを日本語にする
⑯歯車アイコンをクリックします。
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⑰「時刻と言語(音声認識、地域、日付)」をクリックします。
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⑱画面左側にある「地域と言語」をクリックします。
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⑲アメリカ 用なのでプルダウンから「米国」を選択し、「言語を追加する」をクリックします。
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⑳「日本語」を選択します。
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㉑「日本語」を選択し、「既定として設定する」をクリックします。
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㉒「日本語」を選択し、「オプション」をクリックします。
㉓「レイアウトを変更する」をクリックします。
㉔「ハードウェア キーボードレイアウトの変更」画面で、プルダウンから「日本語キーボード(106/109)」を選択し、「サインアウト」ボタンをクリックします。
再度、ログインすると日本語でキーボードが打てるようになっているはずです。
言語パックをオフライン・インストールする際の注意点は、OSのビルドナンバーと同じものをインストールしないと失敗します。下記の記事も参考にして頂ければと思います。
まとめ
出張ベースで日本国内にある端末のセットアップやWindows Updateを行う場合は、それ程回線の細さに苦労することは少ないかと思います。
ただ、国内であっても限られた環境や海外のお客様先等で作業する場合は、びっくりするぐらい回線が細いときがあります。
そんなときはできる限り事前に準備をし、回線環境に左右されないようWindows10の日本語用言語パックを外付けHDD等に保存し、現地ではオフラインインストールする方法が一番安全だと思います。
また、現地で作業した際一番焦ったのが、意味不明なエラーが出て作業が一時ストップしたことです。
エラー内容をググって調べようにも、そのエラーメッセージ自体が文字化けをしていて解読不能。。
かなり焦りましたが、自分の経験と勘でエラー原因を推測し、それが見事当たったのでなんとか乗り越えられました。
海外で作業する際はどれだけ気を付けていても思わぬエラーが発生しますので、対応力がないと失敗すると思います。
これから出張で海外に行き、現地で作業される方は万全の準備+未知のエラーが出る覚悟を持って臨まれることをお勧めします。
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