はじめに
韓国語で「食べる」は「먹다」(モクタ)といいます。
「먹다」は原形なので会話などで使う場合は「먹습니다」(モクスムニダ)や
「먹어요」(モゴヨ)、「먹었어요?」(モゴッソヨ?)などの形で登場することがありますが、なるべく丁寧語尾「요」をつけてあげる方が礼儀正しくてよいかと思います。
韓国人の友達と話をしていても「밥 먹으러 가자!」(パプ モグロ カジャ!意味 → ご飯食べに行こう!)とか「고기 먹고 싶다..」(コギ モクコ シプタ。意味 → 肉食べたい)など、よく使いますね。
ご参考程度にして頂ければと思います。
1.基本編
基本編では現在形及び過去形の肯定文、疑問文、否定文を載せてみました。
過去形の場合は、過去を表す「었/았」(オッ/アッ)を付与してあげる必要がありますのでお忘れなく~。
1-1.現在形
現在形は肯定文では動詞の語幹に「습니다/ㅂ니다」、「어/아요」を付けてあげます。
疑問文では「습니까?/ㅂ니까?」や「~어/아요?」、否定文では~지 않습니다や~지 않아요、「안」を使った表現などがあります。
それでは順にみていきます。
肯定文
動詞の語幹に「습니다/ㅂ니다」をくっつけてあげれば먹습니다となり、
「어/아요」をくっつけてあげれば먹어요になります。
「어/아요」系は動詞が陽母音、陰母音かによって「아요」なのか「어요」なのか変わってきますし、「습니다/ㅂ니다」系は받침(パッチム)があれば「습니다」、なければ「ㅂ니다」と合体する形ですね。
例) 먹다 + 습니다/ㅂ니다 → 먹습니다
例) 먹다 + 어/아요 → 먹어요
以下、例文です。
例)잘 먹겠습니다.
いただきます。
例)밥을 먹어요.
ご飯を食べます。
例)먼저 먹을게요.
先に食べるよ。
疑問文
疑問文は動詞の語幹に「습니까?/ㅂ니까?」や「~어/아요?」をくっつけて作ります。
発音する際は疑問文なので語尾は少し上げましょう。
例文中にある「~을래요?」は話し手の意思を表したり、聞き手に意向を尋ねたりするときに使う文法の一つです。
例) 먹다 + 습니까? → 먹습니까?
例) 먹다 + 어/아요? → 먹어요?
以下、例文です。
例)이것 먹을래요?
これ食べますか?
例)안 먹어요?
食べないんですか?
例)뭐 먹을래?
何食べる?
否定文
否定文では~지 않습니다や~지 않아요、また「안」を使った表現がありますが、口語では안を使った表現の方が比較的多いかと思います。
例)안 먹어요(食べません)など。
動詞の語幹 + ~지 않습니다や~지 않아요をくっつけてあげて否定形を作ります。
例) 먹다 + ~지 않습니다 → 먹지 않습니다.
食べません。
例) 먹다 + ~지 않아요 → 먹지 않아요.
食べません。
例)안 + 먹다 + 어/아요 → 안 먹어요.
食べません。
以下、例文です。
因みに下記例文中にある「난」は「나는」(私は)の省略形ですね。
例)이게 진짜 맛이 없으니까 난 안 먹어.
これ、マジで不味いから私食べない。
例)절대 안 먹어.
絶対、食べない。
1-2.過去形
過去形は動詞の語幹 + 過去を表す「었/았」(オッ/アッ)を付けてあげます。
肯定文
例) 먹다 + 었/았+ 습니다 → 먹었습니다
食べました。
例) 먹다 + 었/았+ 어/아요 → 먹었어요
食べました。
以下、例文です。
因みに下記例文中の「랑」は「~と」という意味ですが、会話でよく使いますね。会話ではなく活字として書くときは「과/와」を使いましょう。
今回は口語表現として載せています。
例)어제 친구랑 같이 삼겹살을 먹었어요.
昨日、友達と一緒にサムギョプサルを食べました。
例)점심은 부대찌개를 먹었습니다.
お昼はプデチゲを食べました。
疑問文
例) 먹다 + 었/았+ 습니까? → 먹었습니까?
食べましたか?
例) 먹다 + 었/았+ 어/아요? → 먹었어요?
食べましたか?
以下、例文です。
例)점심은 먹었어요?
お昼は食べましたか?
例)이것 먹어 봤어요?
これ食べてみましたか?
否定文
例) 먹다 + ~지 않았습니다 →먹지 않았습니다
食べませんでした。
例) 먹다 + ~지 않았어요 →먹지 않았어요
食べませんでした。
以下、例文です。
例)안 먹어 봤어.
食べてみてない(食べてない)。
例)오늘은 시간이 없었으니까 점심 못 먹었어요.
今日は時間がなかったので、お昼は食べられませんでした。
2.応用編
応用編では次の文法を使ってみたいと思います。
【文法】~해 본 적이 있다/없다(~してみたことがある/ない)※経験を表す表現
「~してみたことがある/ない」という経験を表す表現は日常会話でもよく使うかと思います。
例えば、食べ物の話題になったときに「〇〇を食べてみたことある?」とか、「まだ、〇〇は食べたことない!」などを言いたいときに使えます。
今回は経験を表す際に使用する文法「~해 본 적이 있다/없다」(~ヘボンジョギ イッタ/オプタ)を使って例文を作ってみたいと思います。
例)
A 씨: 팥빙수를 먹어 본 적이 있어?
パッピンス食べたことある?
B 씨: 아직, 먹어 본 적이 없는데.
まだ食べたことがないんだけど。
A 씨: 그래, 맛이 있으니까 한 본 먹어봐.
そう、美味しいから一度食べてみ。
3.まとめ
日常会話では「먹다」という単語は非常によく使いますので、すぐに覚えられるかと思います。
例えば例文でもご紹介しましたが、「먹어 봤어요?」(食べてみましたか?)とか「먹어 본 적이 있어요?」(食べてみたことがありますか?)など、いろんな文法とセットで使ってみるとより会話の幅が広がるかと思います。
料理や食べ物系の話をするときは必須の単語ですね。
ハングル表記をカタカナで書きましたが、無理矢理カタカナで書いたものですのであくまでご参考程度にして頂ければと思います。
例えばパッチムの発音は「ㅁ」の場合は口を閉じて発音し(ほぼ、「ん」みたいな感じですね)、「ㄹ」の場合だと舌先を前歯の裏側に当てて発音したりと、とてもカタカタでは表せませんのであくまでご参考用になります。
「ㄹ」の発音ができないとお店でお水を頼むのに結構苦労するかと思いますが、チャレンジしまくることが大事だと思います。
예)물 좀 주세요.(お水ください)
ご参考程度にして頂ければと思います。
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